全部でいくら?
最初に0からガチで全部揃えるのに掛かる費用の方を説明しますと、海外通販を利用しておよそ6万円掛かります(コアセットx3、小拡張x24、大拡張x4)
一括で購入した場合の送料込みの1個あたりの費用は
コアセット = 5,526円
小拡張 = 1,284円
大拡張 = 3,170円
となります
最も送料込みで安いのはBookDepositoryで、コアセットは4,500円程度、大拡張は3,000円、小拡張は同程度となります(正直に言えば、BookDepositoryの値段は破格なので基準にしない方が良いと思います...少なくとも最新パックの入荷は遅いので、それをどう捉えるかですが)
流石に6万円で一気に全部を揃えるのは難しいでしょう。ゲーム性やデッキの強さを考慮して、次に説明するおすすめパックのみを購入すれば、全体の7、8割の部分は押さえた上で費用も半額で済みます。ガチ勢目線のパック評価を紹介します
これは押さえたい!必須パック
全部揃えるのは余程気に入ったときで良いと思いますが、 人気が高すぎて入手難のパックが少数存在します。これらのパックはゲームの不具合を解消するレベルのカードが入っているので、見つけたらまず買って下さい。お願いしますm(_ _)m
- Creation And Control 大拡張 (ランナーのクレジット源のリソースカード、Shaperのサーチ、リアニメイトカードなど、どのデッキにでも入るカードが複数入っています)
- Opening Moves 小拡張 (JacksonHowardというコーポに必ず入る、引きの偏りというゲームの不具合を解消するカードが収録されています)
- Future Proof 小拡張 (パワーカードが目白押し、コスパ最良のパック)
これらのパックが半年以上ぶりに並んでいる「今」が、本当の意味で始めやすいタイミングです。お見逃しなきよう!
大拡張を揃えよう
ゲームの拡張という意味では、大拡張が陣営ごとに用意されているので最もコスパが良いパックとなります。特に好きな陣営がないのであれば、カードパワーと利用頻度(利用しやすさ)の順では次の通りです
- Creation And Control (HB vs Shaper) (☆☆☆☆☆)
- Order And Chaos (Weyland vs Anarch) (☆☆☆☆)
- Data And Destiny (NBN vs Neutral) (☆☆☆)
- Honor And Profit (Jinteki vs Criminal) (☆☆☆)
小拡張を揃えよう
ネットランナーも3年が過ぎて、サイクルで言えば4サイクルリリースされました(Genesis、Spin、Lunar、SanSan)。1サイクル6パックで、計24パックとなります
パックの設計が(ずるいぐらいに)うまいので、どのパックにも欲しいと思うカードはあるのですが、敢えてゲーム環境目線から見た場合の順列をつけるなら次のようになります
- Genesis
- SanSan
- Spin
- Lunar
Genesis サイクル
ネットランナーの最初のサイクルであるGenesisサイクルは、この後に出る拡張の原型となっています。端的に言えば、単純で強いカードの目白押しです。これらのパックが出たときには利用価値が少なかったカードでも、後に出たカードによって意味を成すようになっています。新しいSanSanサイクルでは、単独で意味がないカードがまだ幾つもあるので、そういう意味でも外れがないと言えるでしょう
このサイクルで押さえて欲しいのは、3/2アジェンダというコーポのカード群です。ネットランナーのゲーム性から言って、ランナーにアジェンダであることを確定させないでスコアできるという意味で強すぎたのか、このサイクル以降全く登場しません。逆に言えば、コーポはこの3/2アジェンダが基準のゲームになっているので、あるとないとでは大きな差があります
- Future Proof (☆☆☆☆☆)
- What Lies Ahead (☆☆☆☆☆)
- Cyber Exodus (☆☆☆☆)
- Humanity's Shadow (☆☆☆☆)
- Trace Amount (☆☆)
- A Study in Static (☆)
SanSan サイクル
新しいモノは誰にとっても魅力があると思いますが、別の魅力としてゲームバランスの修正を目的としたカードパワーによる調整が図られたサイクルになっています。そのため「使える」カードが多いので、とてもコスパが良いと言えます
このサイクルで押さえて欲しいのは、ICEとパワーカードです。Cortex Lock/Crick/Gutenberg/Meru Mati/Turing/Spiderwebは、相対的に優れていてコーポの序盤から中盤のICEとして幅広く採用されています。しばらく存在しなかったメタとしてのカードのClot/Film Criticや単純パワーカードAdjusted Chronotype/Breaker Bay Grid/Faust/Marcus Batty/Street Peddler/DDoS/Team Sponsorship/Genetics Pavilionなど、デッキを選ばずに入ります。気づくと思いますが、AnarchとJinteki/Weylandのパワーカードが多いです(一方でCriminalには恩恵ゼロのサイクルですが...)
- Breaker Bay (☆☆☆☆)
- The Valley (☆☆☆☆)
- The Underway (☆☆☆)
- Old Hollywood (☆☆☆)
- The Universe of Tomorrow (☆☆☆)
- Chrome City (☆)
Spin / Lunar サイクル
試行錯誤の表れなのか、立ち位置が微妙な2サイクルとなります。テーマ性のあるカードがパックに分散して配置されているため揃えないと価値がなかったり、メカニズムのあるカードがパックに集中していたりと評価が難しいサイクルとなります
2サイクルまとめて評価をします
- Opening Moves (☆☆☆☆☆) JacksonHowardだけで買い。オマケでCelebrity Gift/Grim/Hostage/Lockpick/NEXT Bronzeも付いてくる!
- All That Remains (☆☆☆☆) カウンター消費型ICEブレイカーはデッキ構築の選択肢を広げてくれる。優秀アセット群
- Double Time (☆☆☆☆) Caprice Nisei/Lucky Find/NAPD Contract/Quandaryは優秀過ぎる
- The Spaces Between (☆☆☆) Cache/D4v1dとカレント群
最後に
ネットランナーはLCGとしての利点として、上位/下位互換のない横に広い拡張となっています。なのでカードの性能や価値は、相対的には少しづつ変化しているのもの、置き変わったりすることは殆どありません。そのために同じカードが入り続けたり、同じ役割のカードに選択肢がなかったりと不自由な面もあるのも事実です
カードを一通り揃えると「このカードはなぜ存在するのか?」と疑問に思うカードが山ほど出てくるでしょう。そうしたカードの中から、カードシナジーの連鎖によって1枚のパワーカードの効果や性能を上回る組み合わせを発見したとき、あなたは真の意味でランナーになるのです!
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